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アルザスまで日帰り旅行。
目的はピエール・スーラージュの版画の展覧会。今パリのポンピドーセンターで大きな回顧展をやっているけれど、ストラスブールはリトグラフなど比較的小規模な作品ばかり。ボーブールのが黒一色の印象なのに比べてこちらは青や茶、金など色もけっこう入っていて、スーラージュは黒と決めてかかっていると印象を覆させられる。赤がちょっとだけ入っている作品など、なんだか梅干しおにぎりの構成で、まさに日本の色使いだ。書道に関心がある身からすると彼の芸術は偉大な書家と共通するところがたくさんあって興味深い。絵の具のかすれやにじみ、ブラシを使うときの腕のスピード感。 近代美術館を出るとまだ帰りの新幹線まで5時間もあるので、仕方なくクリスマス市をのぞく。ここに来れば必ず寄るアルザス料理のレストランが満席で、他のめぼしいところもすべて予約なしでは入れなかった。とにかく街中がすごい人手で人々も躁状態。 そんなにクリスマス市のスタンドって魅力あるかしらん?たとえプレゼントに貰っても困惑する類のガラクタしか売っていない。長く暗い冬のヨーロッパではこういう催しでもないと気分が滅入るし、子供連れが喜ぶのはわからなくもないけれど、スーラージュの極度に洗練された美的世界から俗の世界に何百メートルも引きずり下ろされた午後だった。
by eiichichijiiwa
| 2009-12-14 05:06
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