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週末はピザを食べにナポリへ。
と書くといかにもデブのブログっぽくて恥ずかしいが、5回の食事のうち3回、大きなピザを満喫したわたし。 レストランの下調べをする時間がなくて、頼みの綱はガリマール社から出ているガイドシリーズ(食に関してはあまりハズれない)Cartovilleとこの前日本で買った元祖「地球の歩き方」。 一日目。フライトがナポリに着いたのが既に2時過ぎ、フランス人初老3人の同行者が空腹を訴えるのをなだめつつ、ホテルに荷物を置き、タクシーでいざ下町スパッカナポリへ。情緒はあるけれど相変わらずゴミゴミしたナポリの街。以前清掃局のストがあって悲惨な状態が何十日も続いたというが、さだめし阿鼻叫喚の様相だったことだろう。 ガリマールご推薦のAntica Pizzeria dell'Angelo。ここはピザの縁の輪っかの内部にリコッタチーズで詰め物をしているというのがウリ。試したことこそないが、まるでパリのPizza Hut(仏式発音でピザユットゥ)の新製品みたいだ。本場のイタリア人がこれこそマナーとばかり平気で残すへりの部分まで喰わせようなんて、なかなかイイ根性だ。しかしリコッタが入るとただでさえビッグサイズのピザのボリュームがますます増すのでかなり飽きる。焼きが甘いのも残念。トッピングの種類があれこれ多すぎるのも媚びてる感じでイヤ。いきおい採点は辛くなる。☆☆★★★。それでも「洗濯物翻るナポリの下町でピザ」という悲願がかなって内心かなり嬉しい。 ナポリ地方はオーケストラで二回ほどコンサートにきているのだが、初めて来たときはアマルフィ海岸のRavelloというワグナーに由縁のある街でのコンサートだったので、ポンペイには行く暇があってもナポリ市内には降り立たなかったし、二回目にサンカルロ劇場でブーレーズの指揮で演奏したときは、とにかく強行軍で時間がなく、屋台の冷たいピザで泣く泣く我慢するしかなかったのだ。このコンサートほど観客が冷ややかだったことは他に記憶がない。総バルトークプログラム、「弦チェレ」はともかく御大お気に入りの「4つの小品」や「2つの肖像」の演奏後なんて、平土間の貴族の末裔ふうの老嬢たちはほぼ全員仏頂面。ピアニッシモの拍手に唖然とした。 閑話休題。二日目のピザ。 ポンペイ観光のあとは、ヴェズヴィオ周遊鉄道駅からほど近いDa Michele(世界一というお墨付き)で食べたくて、わざわざ食事どきを外して3時に赴いたにも関わらず長蛇の列が・・・。民衆を押し分けてレストランに入り、番号札をもぎとったところ20組待ち。遠くから来たのだもの、小一時間待つくらいは待つうちに入らないというわたしの意見は同行者の猛反対に押し切られ、泣く泣く近くのTrianonへ。ま、Da MicheleがだめだったときのためのTrianon というのは半ば想定済みプランではあったが。 ピザ自体はまずまず悪くない。☆☆☆☆★。ナポリのピザは土台がモチモチしていて、餅こそご馳走だというDNAが組み込まれている日本人のわたしには非常に好ましいものだ。 三日目。空港に行く前に最後のピザ。サンタルチア地区、Marino。日本人ピザイオロの焼くピザは今回の三軒のなかで一番満足度が高かった。モチモチ度ナンバーワン。焼きもしっかりはいっているうえ、サイズが大きすぎないのも熱いうちに食べ終えることができるのでグッドポイント。☆☆☆☆☆。 自称ピザ通のわたし、パリのピザもレヴェルは決して低くないと思う。少なくとも☆三つをあげられるところを5軒は知っている。そういえばニューヨークでもイイのを食べたなあ。トーキョーもレヴェルは高いと聞いています。ナポリの強みは素材の強さ。やはり粉か・・・。たぶん現地の水との相性もあるだろう。 ピザ以外は特筆すべき食べ物に出会えなかったのが残念。フランス人客が嫌われているのか、どこのレストランもサーヴィスがひどかった。アルデンテが固すぎるとぶつくさ言ったり、魚介パスタにパルメザン掛けてみたり、フランス語が通じないと怒ったりするから、しかたないか・・・。
by eiichichijiiwa
| 2010-01-27 08:07
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